風邪の時はどうする?
こんばんは。
もう9月ですね。気候も秋に近づいてる感じがします。エアコンつけっぱなしだとさすがに少し寒い。風邪をひいてしまいました。
なので、今日は風邪のブログです。
風邪を治す薬と抑える薬の違い
風邪の原因ってご存知ですか?
風邪の原因はほとんど90%以上がウィルス感染です。ウィルスはかなり多くの種類があります。
よく聞く薬は風邪を抑える薬
よく耳にする風邪薬『パブロン』や『ベンザブロック』などは熱・鼻水・咳などの風邪の症状を一時的に抑える薬です。抑えるだけでは原因のウィルスをやっつけることはできません。細菌をやっつける抗菌剤や抗生剤もウィルスをやっつける事は出来ないんです。
風邪について少し詳しく
- 風邪は自然に治るものです。薬を飲んだからと言って治りません。
- どんな風邪も普通は、約1週間程度で治ります。(治らない時はすぐに病院に行きましょう。)
- 風邪の原因は上で書いた通り、ほとんどがウイルスが原因です。インフルエンザウィルスによる感染症以外、残念ながらインフルエンザ以外特効薬はありません。
- 抗菌剤や抗生物質は風邪による2次的な感染症を治す物で、風邪に直接効くものではないんです。だから、最近は風邪の診断で抗生剤の処方が減っている気がします。
- 風邪による発熱は体がウィルスと戦ってる状態です。余程の高熱(38℃)以上の時に解熱剤は使うようにしましょうね。
- 風邪の予防はうがい・手洗い・マスクです。うがいは塩水でもいいといわれてます。もちろんうがい薬もだいじょうぶです。
- 発熱してる時は、特に周りにうつしやすいので注意して下さいね。
風邪を治すのは自分の体です。
風邪を治すのは、体内の白血球などの血液成分です。白血球などの血液成分は体の冷えがあると働きが悪くなります。だから、風邪の時は体を温めて(熱を出して)ウィルスと戦っています。だから、少し熱がある位で解熱剤は服用しない方がいいんです。風邪を治すには一番は、しっかり休むことです。しかし、風邪位で仕事を休めないのが現状です。そんな時は、体力を高めてくれる漢方薬と今辛い症状を抑えてくれる風邪薬を併用しながら様子を見ましょうね。また、風邪をひいた時は味覚もおかしくなってしまうことがあります。特にそんな時に限って消化が悪い物を食べてしまうこともあるので注意して下さいね。特に子供の場合は、甘い物を欲しがる傾向にあります。食欲がなく、食べ物を受け付けない時はしかたありません。しかし、風邪の時は極力甘い物・脂っこい物は与えないようにしましょう。
気温も徐々に下がってくると思います。体調には気を付けて下さいね。
この記事の投稿者
山下善太郎
大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。