夏に多い『とびひ』
こんばんは。
今日はお昼から食べ過ぎてそれから胃の調子が元に戻らず、夕食も余り食べれませんでした。その理由はまた明日。
唐津市で薬局とドラッグストアーやっています。
38歳薬剤師 山下 善太郎です。
今日も前回に引き続き夏に多い皮膚病のとびひについて書きますね。
とびひはどうしてできるの?
健康な皮膚は酸性の皮脂膜で覆われています。その皮脂膜は、体の洗浄などでカンタンにはがれます。カルシウムなどのミネラル・ビタミンを含んだバランスのいい食事をしている方は、毛孔から脂肪酸ですぐ皮脂膜は再生されます。しかし、食事などのバランスが悪いと皮脂膜が再生されにくくなって、とびひの主な原因菌『黄色ブドウ球菌』が繁殖してとびひになるんです。つまり原因は私たちの周りにいる菌黄色ブドウ球菌などが原因でとびひが出来ています。
とびひの症状
とびひに成ると、皮膚には大小の水ぶくれ・ただれ・かさぶたが出来ます。特に鼻の周りなどは、鼻の中が黄色ブドウ球菌が多いためか、出来やすくなってます。また、虫刺され・あせも・かぶれ・湿疹・擦り傷・やけどなどがあり、そこに黄色ブドウ球菌がついてとびひになる場合もあります。
とびひになった時は
ひどくなりそうな場合はすぐに皮膚科を受診して下さい。特に赤ちゃん・乳幼児などは抗生剤の内服なども必要な場合があります。
以前もなってどうしても受診出来ない時は、薬剤師などに相談して、お薬を販売してもらってくださいね。
次にならない様にするために
次にならない様にするには、上で書きましたが、皮脂膜の再生がしやすい体質を作る事が大切です。そのためには、カルシウムなどのミネラルを日頃からしっかり摂取するようにしてください。食事のバランスがいいと、皮膚の免疫力も高くなります。また、体を洗う石鹸などに気を使うようにしてください。
とびひの時の生活上の注意点
- 入浴やプールは別々。兄弟でも別々に入りましょう。
- 入浴後は、患部をガーゼなどで覆いうつらないようにしてくださいね。
- 幼稚園・学校では登園・登校禁止の所もあるらしいです。ちゃんと確認して下さい。
まとめ
とびひの様な皮膚の症状は、なかなか市販薬ですぐに治すのは大変です。ひどくない時などは、抗生剤入りの軟膏などで治る時もありますが、とびひが出来た時はなるべく皮膚科の受診をお勧めします。しかし、治った後が大切です。次にならないように、バランスのいい食事を心がけてください。特にカルシウムなどのミネラルはとっても大切です。まずは、カルシウムなどを多く含む食材を摂って下さいね。
この記事の投稿者
山下善太郎