膝の痛みは、筋肉の量と関係があるんです。
おはようございます。山下至誠堂薬局中央店の徳安 哲平です。
急に気温が低下し、一気に冬が到来したという感じですね。皆さんは、体調を崩されたりしていないでしょうか。私はこまめなうがいやマスクで風邪の予防を行っていて、今年も風邪を引かないように注意しています。
寒くなってきて、最近は腰の痛みや膝の痛みが強くでてきている方が増えているように思えます。
膝の痛みの原因について
今回は膝の痛みについてお話をしていきます。
膝が正常に動くには関節軟骨や靭帯(じんたい)、半月板、関節包などが重要なはたらきを果たしています。特に高齢になると変形性膝関節症の方が増えてきます。
ではなぜ中高年の多くが変形性膝関節症に悩まされるかというと、それは筋力が関係しています。筋力が十分にあった若いころは、スポーツや日常生活で受ける関節軟骨の負担を筋力が補っていました。しかし筋力が衰え始めた中高年になっても若いころと同じように活動すると、筋力が関節軟骨の負担を補えきれないために関節軟骨の負担が大きくなって痛みがでてくるのです。
特に次のような人は変形性膝関節症になりやすいため、注意が必要です。
・体重が重い人
・O脚やX脚の人
・太ももの筋力が低下している人
・過度な運動や仕事をしている人
・関節リウマチや痛風等、関節軟骨が痛んでいる人
膝への負担を軽くする方法としては、太ももの筋肉(大腿四頭筋)は体重を支えるという重要な役割を担っており、この筋肉を鍛えることにより膝の負担が軽減されます。逆に太ももの筋肉が衰えやすい人の特徴として、
・いつも車に乗っていてほとんど歩かない人
・病気で寝ていることが多い
・歩くと膝が痛むためあまり歩かない人
このような方は特に注意が必要となります。
歩くことで血圧が改善したり、肥満や高脂血症の改善、便秘が解消されたり、多くの疾病の予防になります。心臓に病気を持っていたり、足が悪いといった疾病がなければ、なるべく毎日歩く(1日に6~8000歩を目安に)ように心がけて下さいね。
お薬のことで相談や質問があるときはお気軽にご連絡ください。
この記事の投稿者
山下善太郎