佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

粕漬を食べて、運転しても飲酒になりませんか。

 

 松浦漬の事

酒粕が原料なので、ある程度のアルコールは含まれています。

連休も終わって、普段通りの仕事に戻りましたね。佐賀県唐津市で松浦漬という漬物屋と薬局を営んでる山下です。日本初の10連休で疲れが残っている方も多いかもしれませんね。あまり仕事を休まない日本人が経験したことがない長い休みでしたからね。学生時代の春休み以来って方も多いのかもしれませんよね。10日間の休みでくるった時間の感覚は、ゆっくり戻していきましょうね。普段の感覚を取り戻すには、普通の方だと4日間位必要だと言われています。無理せずに体を慣らしていきましょうね。
そんな今日は以前販売先から尋ねられた事をブログに書きたいと思います。

原料に酒粕が含まれていますが、松浦漬を食べて運転しても大丈夫ですか。

『松浦漬の酒粕には、アルコールはどれくらい含まれていますか?』って質問です。

松浦漬の仕事を始めるまでは、酒粕にアルコールがどれくらい含まれているかなんて全く関心なく、普通に食べていました。夜ご飯の時に食べても、松浦漬を食べて酔った感なんて全くありませんでした。そんな経験談を取引先の人に答える訳にもいかず、薬剤師らしく自分で調べようと試みたんですが、色々調べていると、機材だけでも全部で30万も掛かる事が判明し断念しました。で、2万円で検査して頂ける所を探して依頼!
尋ねられたからにはちゃんデータを示さないといけませんからね。検査機関からの回答に、少し驚きました。全部で300g(100gを3袋)を検体として提出し、全ての検体で、5%前後のアルコールが含まれているとの事でした。
濃度だけみると、普通に販売している有名なビールとほとんど同じアルコール濃度です。
酒蔵さんから送られてくる酒粕は、8%前後のアルコール濃度と言われていますので、製造過程で少しはアルコールが飛んでるみたいですね。それでも、5%ものアルコールが含まれています。

この商品が松浦漬です。レトロなイメージの缶も人気です。

お酒が弱い人は、粕漬け商品はどれでもアルコール検査でアルコールが検出されるかもしれません。

結果としていうと、人によってアルコールの代謝速度は異るため、これくらいの量だと大丈夫と言う事は、出来ません。なので、車の運転をする予定がある方は、食べないで下さいね。多分これは、酒粕を使った商品全般に言えることかもしれませんね。十分に熱を加えている商品は大丈夫だと思いますが、酒粕商品を食べて運転するときは、提供しているお店で一度尋ねられた方がいいかもしれません。
なので、お酒をゆっくり飲む時に、酒の肴として一緒に松浦漬を楽しんで下さい。

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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