佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

酒粕の効能はすごい。便秘・美肌に効果的です。

 

 松浦漬の事

こんばんは。久しぶりのブログ更新です。
今日は1日子供2人と一緒に過ごしました。かなり久しぶりだった様に感じます。幼稚園のことなども聞けて、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。そんな今日は、昨日の研修中のグループワークでたずねられたことを書こうと思います。

その前に、研修中に皆さんと話していて、自分の会社の主力商品『松浦漬』と『松前漬け』よく言い間違えられました(笑)。北海道の方が多かったせいもあるかもしれませんね。カンタンに違いを言うと酒粕を使っている商品が、『松浦漬』です。間違えられる松前漬けは、北海道の郷土料理で数の子、スルメ、昆布を醤油で漬けこんだ商品です。酒粕は使われていません。全く違う商品なのですが、名前が似ているとどうしても全国的に知名度が高い方に言い間違えられてしましますよね。もっと知ってもらう努力しないといけないと思いました。

この商品が松浦漬です。鯨の絵がのっているパッケージが独特です。

今回は、最近テレビでもよくやっているのでご存知の方も多いと思いますが、職業的に薬剤師なので松浦漬を造る時に使う酒粕の効能について少し書いてみようと思います。

酒粕にはかなり多くの効能があるんです。その中でも特に知って貰いたいことを書きたいと思います。

便秘体質の改善に

酒粕は、お酒を造る過程でできる搾り粕(副産物)のことをいいます。
日本酒は他のお酒(ビールやワインなど)と違って、お米と酵母を使ってアルコール発酵を行います。そのため、酒粕には日本人が昔から食べている、お米を主成分にしたミネラル・ビタミン・食物繊維・100種類以上の酵素を含んだ酒粕が出来上がります。この酵素が胃や腸での消化を助けます。また、同じ量だと白米よりも約10倍も多いと言われる食物繊維も、酵素との相乗効果で、腸内環境が改善し、便秘解消効果があると言われています。
実際に、酒粕をまぶしたピーナッツを食べると便秘が解消する方もいらっしゃいました。

美肌効果

有名な化粧品、『SKⅡ』の化粧水も、年を重ねた杜氏のあまりにも綺麗な手を見て驚き、その理由を研究し『ピテラ』という有効成分を発見しました。
酒粕には、上で書いたようにミネラル・ビタミン・酵素が豊富に含まれています。そのため、直接肌に塗っても良いと思いますが、食べることにより腸内環境の改善に伴い、お肌の調子が良くなると言われています。つまり、内臓が元気になると、シッカリと栄養分を吸収できる体が出来上がり、お肌の調子も良くなってくるんです。また、酒粕にはシミ・そばかすの原因メラニン色素の活性を抑える働きがあるとの研究報告もあります。これからの季節、紫外線も強くなります。日頃から、酒粕を含んだ食品を食べて体調を整え、お肌の調子もよくして下さいね。

今日は酒粕の効能について書いてみました。人間は本来、薬に頼らずに食べ物で体の調子を良くするのが一番です。これが『医食同源』。日本古来の発酵食品(酒粕だけでなく納豆なども)は、日本人の腸に合った酵素や細菌が多いそうです。日本古来の発酵食品で、健康になりましょうね。

最後に、酒粕の栄養分をシッカリ摂るためには、粕汁にするかそのまま食べるのが一番だと思います。しかし、粕汁のように加熱してしまうと、多くの酵素が過熱により死んでしまい少なくなってしまうこともあります。なので、なるべく常温か冷蔵した酒粕を食べるようにするといいと思います。普通の粕漬は、粕をキレイに洗い落として食べるますが、松浦漬は酒粕をそのまま食べることが出来る珍しい商品です。気になったら方がいたら食べてみて下さいね。(松浦漬と言う文字をクイックすると、松浦漬のサイトを見る事ができます。ぜひ見て下さいね。)

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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