日本と香港の食文化の違いを認識
今日は、久しぶりに松浦漬の事を書こうかと思います。
先日と言ってももう1ヶ月近く前になるんですね。香港に商談を兼ねた研修に行って来ました。見学したのは、乾物の問屋街や香港の大手スーパー、日本食専門のスーパーと日本でも有名なイオンです。
乾物街での感想としては、乾物は高い‼です。干したらなんでも高くなるんじゃないかと思うほどでした(笑)。
この箱1箱で30万位だそうですよ。中華料理が高い理由がよく分かりました。この写真の感想ナマコ、全部、日本産らしいです。日本ではほとんど出回らず、日本から香港や中国に直接輸出されてるそうです。日本で使ってる物は、1度、香港や中国に種出したものも、日本が輸入してるらしいです。日本で中華料理食べると高くなる訳ですよね~。
食文化の違いを認識
香港の各スーパーを見学して思った事ですが、大手スーパーは日本の食材を多く取り揃えていました。特に日本酒・果物・大手食品メーカーのレトルトや冷凍食品などは、日本のスーパーよりもしっかりと商品を揃えてる感じがしました。香港のイオンで見たイチゴは、佐賀県産や、福岡県の『あまおう』なども陳列されてました。
価格はさすがに輸入品なので、日本より高め(1.5~2倍)でした。しかし、値段は、高めですが安い他の海外産のイチゴよりも多く売れているとの事でした。果物とかはさておき、自分が気になる発酵食品もかなりの数陳列されていました。中でも多いアイテムは、ヨーグルトや納豆などの商品です。気になってたいた酒粕を使った食品は皆無です。少しだけ甘酒が陳列されてた位ですかね。
香港では酒粕を食べる文化がない
スーパーで、バイヤーさんに、酒粕関連の商品の提案をしていると、香港では、酒粕を使った商品を食べる文化が全くないとのことでした。確かに魚にしても肉にしても、調味して販売してある商品は、殆どが『照り焼き』です。西京漬も粕漬も全くありませんでした。発酵食品が、ブームになりつつある中国・香港でも、酒粕を使った商品は中々厳しい現状でした。
でも、『ゼロ』ってある意味チャンスでもあるんですよね。香港は、新しい物好きな地域性らしいので、酒粕がブームになればチャンスはあるかもなんて事を思いつつ、先日の香港は終了しました。
海外のスーパーを見てていつも思う事なのですが、海外のスーパーの生鮮食品の陳列ってとっても綺麗なんですよね。日本のスーパーでは中々見ない感じの陳列に心が踊りました。
最後に備忘録
香港初日の食事で、豚の丸焼き食べました、これ、かなりの美味!!北京ダックよりも美味しかったです(本物の北京ダック食べた事ありませんが)。
食べ物に関しては、香港は日本人に合いやすい地域なのかもしれませんね。香港はスグにはムリかもしれませんが、気長にアピールして行きたいとおもいます。
今回の研修は、食文化を知れただけでなく香港の地域性も知る事が出来、かなり為になった3日間でしたね。
この記事の投稿者
山下善太郎