佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

赤ちゃんへの薬の飲ませ方

こんばんは。
山下至誠堂薬局の山下 善太郎です。数日前から急に寒くなってきましたね。先週末大阪に行った時は、シャツ1枚でも良かったのに、今日はダウンまでシッカリ着込んでいます。
先週は、かなり久しぶりに友人と4人で視察に行ってきました。場所は、篠山市の限界集落です。近くにはサルの群れなどもいる場所でした。異業種の経営者が集まってるだけあって、色んな意見が聞けてとても有意義な時間が過ごせました。鹿児島の建築会社の社長、有村康弘さんと、たった2日間過ごしただけなので、2キロも体重が増えてました。現在54Kg(笑)。やっぱり、食べる人と一緒にいると、体重は自然と増えるんですね。
そんな今日は、前回のブログでの質問にお答えする形のブログです。

赤ちゃんへの薬の飲ませ方

溶けにくい薬(漢方薬など)の飲ませ方

まず、準備してもらいたいのがこちら乳鉢と乳棒!

これがあれば、かなり簡単に粉薬を溶かす事が出来きるんですよ。

と言ってもないですよね~~もしこれがあれば、ある程度の薬でも、大体溶かすことが出来るのですが、まず家庭には、ないはずですよね。なので、1g程度の薬であれば、家にある陶器の小皿と陶器のスプーンがあれば、かなり溶かしやすくなります。こんな感じで試して下さいね。

まず薬を小皿(醤油皿位の大きさ)に出します。

この三点セットがあれば、ほとんどの粉薬は結構解かせますよ。

小皿に薬局でもらったお薬を出します。

0.6g位です。

 

そこに、1~2mLの熱めのお湯を入れます。

お湯を入れた最初はこんな感じです。

 

そこで、スプーンの腹の部分で粉を潰す様に混ぜて下さい。

ほんの数十秒スプーンの腹(丸い部分)を使って混ぜるだけで完全に溶けるんです。

 

完全に溶けてしまったら、スポイドか注射器で液体を吸い上げて飲ませてくださいね。

吸い上げたら飲ませるだけです。口の入り口じゃなくて、入り口より少しだけ奥にゆっくり入れてあげて下さいね。

 

この方法は、溶けにくい薬の場合に使って下さいね。

溶けやすい粉薬の飲ませ方

もし、溶けやすい薬(くすりの後ろにドライシロップと名前が付いてるお薬)の場合は、分包紙に直接、お湯を入れて頂いてコネコネするだけで溶ける事もあります。
こんな感じです。

まず、スポイドで数ミリのお湯を吸い上げます。そのお湯を直接分包紙に入れます。

4歳の子供の薬なので、少し量が多めですが、赤ちゃんの場合はかなり少なめなので、1mLでもしっかり溶けます。

袋ごと薬がこぼれない様に、コネコネします。後は、少し傾けてスポイトか注射器で吸い上げるだけです。

こんな感じになります。もちろんスポイトでもちゃんと吸えます。

水が少量なので完全に溶けてない事もあります。その時は1回飲ませた後、1mL位の水をスポイトで取ってスポイトの中を洗う様な感じで残りをしっかり溶かして飲ませてあげて下さいね。
最後に、注射器は、基本売ってないので、子供のおもちゃnなどを代用して下さいね。スポイトは、調剤薬局やドラッグストアーでも購入可能ですので、かかりつけの薬局の薬剤師さんに相談して下さいね。他にもいろんな飲ませ方があると思いますが、自分はこの方法で飲ませてます。

寒さが厳しいので、体調管理には気をつけて下さいね。

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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