一時しのぎのお薬で、治ったと思わないで下さいね。

こんばんは。
今日は、久しぶりに朝から松浦漬に来ています。天気も最高にいいので、外回りにでもいきたい気分ですが、今日は、我慢して事務仕事をしていました。慣れない事務仕事の後って必ず肩が凝るんですよね。でも、今日は、晴れてるので、案外楽です。

という事で、今日のブログは、ここ最近病院の処方箋で増えて来た漢方薬『芍薬甘草湯』についてです。

漢方と言っても、痛み止めです。

ここ最近暑くなってきたせいか、夜寝てる時に足がつる方が増えてきてるみたいです。確かに汗を書くような季節になると筋肉がつる方って増えるんですよね。その時に病院から処方されるお薬の一つに『芍薬甘草湯』という漢方薬があります。足がつった時や、つる時の予防に飲む漢方薬です。患者さんの感想は、痛みがよくとれて助かる。という反応をいただくんですが、漢方の痛み止めなので、痛いのがとれて当然なんです。でも、これは、一時しのぎにしかならないんです。

足がつる理由

筋肉を動かすためには、ミネラルが必要になります。その必要なミネラルが、暑くなると、体温を一定に保持するために、汗と一緒に外に出てしまうからです。特に必要なミネラルとして、ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなどです。なので、外で仕事をされる方などは、塩分を補給するために、塩飴・塩の錠剤・塩麦茶などを持ち歩く方もいるくらいですよね。しかし、ナトリウムだけ摂取しても実はダメなんですよ。バランスが大事になります。
特に、筋肉を動かすためにはカルシウムというミネラルが必須です。なので、暑くなると、カルシウムなどのミネラルを多く含んだ食べ物を摂るようにして下さいね。それでも、つるって方は、サプリメントや医薬品のカルシウムを摂るようにして下さいね。

医薬品と健康食品の違い

まず、医薬品で治療に使うもの（例えば、風邪・鼻炎・痛み・便秘などをすぐに改善する薬）は、除いて考えて下さいね。
分かりやすい例を出すと、ビタミン剤がいいと思います。
ビタミンA・B・C・D・Eなどはサプリメントも医薬品もあります。両方とも、間違いなく同じ成分が入ってます。ただ、違いは、入ってる成分量が違うって点です。サプリメントは食事の補助なので、医薬品に比べて1回（または1日）に飲む量（含有量）が少なく表示されてる物がほとんどです。それに比べて医薬品は、今そこにある不快な症状をとるために必要な量が表示されてます。この様に書いてしまうと、ただ量が違うだけかって思うかもしれませんよね。ビタミンでいうとそうかもしれません。しかし、医薬品は、ビタミン剤でも、しっかりと病院で臨床研究して、管理基準をしっかり維持してるので安心なんです。逆に、サプリメントや健康食品で、病院などを利用して、臨床までしているメーカーはほんの僅かだと思います。その分ビタミン剤でも医薬品の方が安心して飲めます。なので、口内炎が出来た・肩こりがあるなど不快な症状がある場合は迷わず医薬品がいいと思います。サプリは、たんなる健康の補助なんですよ。

自分のこだわり

上に挙げたビタミン剤は、さほど自分もこだわりもなくある程度有名なメーカーであれば安心して飲む事ができます。ただ、ビタミンEとカルシウムだけは、摂るなら絶対に医薬品をお勧めします。
ビタミンEも天然のビタミンEと天然型のビタミンEに分けられます。もちろん天然のビタミンEがいいのですが、サプリメントで天然のビタミンEはなかなかありません。天然はもちろん吸収率も違います。また、カルシウムもサプリメントではしっかりとした量が摂れないように思われます。特に、これからの季節、カルシウムは、不足しがちなミネラルです。足のつりを抑える目的だけでなく、元気で長生きするためにも、カルシウムは絶対にしっかり充分量摂れる医薬品がいいと思いますよ。

まとめ

普通にお店で買い物してるいると、医薬品とサプリメントどちらがいいか分かりにくいと思います。そんな時は迷わず、薬剤師にたずねて下さい。その方が安心して飲むことができると思います。最近海外では医薬品だけど、日本では健康食品に分類される成分もあります。そのような成分は健康食品なのにすごく効き目があったりします。また、そのような健康食品は病院の薬との飲み合わせでも問題になったりすることもありますので、病院の薬を飲んでて、サプリメントはを飲むときは今飲んでる薬を薬剤師に伝えてから購入するようにして下さいね。