佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

酒粕は冷凍保存できるのか?

 

 松浦漬の事

 ,

こんばんは。
今日は、朝から松浦漬で仕事でした。
もう、御中元の出荷が始まっているので、出荷担当の方はかなり忙しそうです。いい加減な性格の自分から見ると、あれだけの数を間違いなく届ける事が出来るスタッフを尊敬してしまいます。
これから、1か月間、本当に大変そうですが、お手伝いできる所はして行きたいと思います。

今日は、久しぶりに松浦漬の商品についてです。

酒粕は、冷凍保存できるか?

若い方には、あまり馴染みが薄くなって来ている酒粕です。でも、酒粕ってかなり栄養価が高く、日本人の腸に合った食品なので、機会があれば、食べるようにして下さいね。
話を戻しますね。
少し前、JCの先輩(S先生)に松浦漬の3年物の写真を見せてもらいました。写真はコレです。ここまでの写真は始めてみました。

3年間、缶の中で熟成された松浦漬です。
3年間、缶の中で熟成された松浦漬です。ここまで熟成されると、食べれますなんて言えません(笑)。

 

そこで、酒粕はどの位もつのか?

調味されてない酒粕の場合は、冷凍や氷温保存であれば、大体1年位は大丈夫だと思います。温度が下がると、酒粕の中の酵母が休眠しています。なので、発酵も進まず、食べる時に解凍して貰えればある程度は香りも味も楽しめると思います。しかし、調味済みの酒粕商品の場合は、商品によって保存期間は異なると思います。なので、表示日までには必ず食べるようにして下さいね。

酒粕って、元々発酵食品なので、いつまでも大丈夫そうですよね。でも、酒粕は酸素にふれると、酸化します。また、常温の状態だと、発酵も進んでしまいます。その結果、上の様な色になってしまう訳です。なので、酒粕を保存する時は、ジップロックみたいな袋に入れて、シッカリ空気を抜いてから、冷凍庫か氷温庫に入れて保存する様にして下さいね。
松浦漬も、缶やパックから出した後は、なるべく空気と触れ合わない様にし、冷凍庫か氷温庫で保存すると、風味を損なうことなく美味しい状態で食べる事が出来ます。(調味済みの酒粕は、冷凍庫に入れても、氷みたいにカチコチに凍る事はないと思います。)でも、開封後、冷蔵庫で保存する時は、かなりシッカリ封をしないと、水分が飛んでしまうので酒粕がパサつく事があります。なので、冷蔵庫保存の場合は、出来るだけ早く食べて下さいね。

もし、御中元で松浦漬をもらわれた方は参考にして下さいね。

最後に、松浦漬は、あまり空気に触れない状態で冷凍庫で保存頂くと、季節によって酒粕の色は少し変わりますが、肌色~黄色っぽい感じの色の状態のまま保存できます(ただ、賞味期限は守って下さいね)。なので、食べる時は、食べる分だけ常温に戻して下さいね。

 

この様な状態です。(後ろの写真)
この様な状態です。(後ろの写真)

今月は、御中元の出荷頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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