佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

若い人にも、もっと知ってほしい『松浦漬』

こんにちは。
唐津の天気は朝から雨でしたが、お昼過ぎからは、春らしく気持ちいい感じの気候のなっています。しかし、今日は1日工場での製造と休みで溜まった事務処理で結構忙しい感じです。
ゴールデンウィーク期間中は、県外のお客様が多かったみたいです。休み前に準備した商品も売れていました。作った商品が売れるのってとっても嬉しく感じます。GWに松浦漬の直売店『松簾(しょうれん)』をご利用頂いたお客様ありがとうございます。
久しぶりに自己紹介

唐津市で薬局を経営しながら、父の会社『松浦漬』を手伝ってます。
山下至誠堂薬局の山下 善太郎です。
そんな今日のブログは、松浦漬の中身についてです。

松浦漬の中身は、鯨の蕪骨。

九州で年配の方はご存知の方が多いのですが、若い人だと知らない方が多いみたいなので、ちゃんとお知らせしようと思いブログに書くことにしました。
松浦漬は、極上の酒粕をシッカリと発酵させ旨みがのって来たことを確かめてから作り始めます。気候や気温で発酵日数も違いますので、一概に出来るまでの期間が決まってる訳ではありません。それ位、手間暇かけて造っています。
松浦漬の中身の粕にも時間が掛かるのですが、鯨の軟骨を食べやすくするのにも、とっても時間が掛かります。軟骨を反対側が透けて見える位まで薄くスライスし、さらに食べやすい硬さになる迄、色んな処理をしています。蕪骨という軟骨ですが、軟骨と聞くと柔らかそうに感じますが、決して柔らかいわけではなく、案外硬いんです。今月中には写真をアップ出来ると思いますが、キット皆さんが想像してるより大きいんですよ。(今写真が無いのが残念です。)

話は変わりますが、最近では、あまり漬物を食べない若い人が多いの気がします。そんな若者に伝いたい事があります。松浦漬は『漬』って言葉は入ってますが、皆さんが感じてる様な漬物ではなく、酒粕と鯨の軟骨を絡めた商品です。だから、ご飯のお供の海苔の佃煮みたいな感覚で手軽に食べれる商品になっているんです。

こんな感じでご飯の上に載せて食べるのがおススメです。
こんな感じでご飯の上に載せて食べるのがおススメです。

味は、酒粕を使ってるだけあって少しお酒の風味はしますが、アルコール度数もそんなに残ってないので、大量に食べない限りは酔ったりする事は無いと思います。ただ、お酒が全くダメ(お酒の香りもダメ)って方は注意が必要かもしれませんね。また、酒粕の中身は軟骨なので、コリコリとした歯ごたえで食感も良いんです。以前にも書きましたが、日本酒だけでなく、白ワインにも合うんです。昔ながらの商品ですが、案外オシャレに食べれる商品になってます。

最後に、松浦漬は家庭にある調味料使って造る事を心がけています。だから、安心して食べて下さいね。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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