佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

冬に大流行しそうです。

 

 病気の豆知識

おはようございます。昨日の昼から今年2回目の食あたりで、苦しんでました。何を食べて当たったのか全く身に覚えがありません。土曜日に食べたものを思い起こしても、全て熱が通った物。
あまりにも体調が悪く、12時間も寝ていました。冬になると乾燥して色んなウィルスが活発動き始めます。風邪にも注意して下さいね。
今日は少しは体調が戻りましたが、背中の痛みだけがとれません。

唐津市で薬局とドラッグストアーやってます。
38歳 山下 善太郎です。

冬、流行るかも

毎年この季節に流行するものと言えば、『インフルエンザ』と『ノロウィルス』です。今年は、特にノロウィルスに注意が必要です。理由は、今まで流行ってなかった新しいタイプのウィルスが大流行する可能性が高いからです。
なんでもそうですが、一度体に入ってきたウィルスに対しては、抵抗力があります。しかし、今まで出会った事が無いウィルスに対しては、抵抗力がないため、発症しやすくなります。
昨年の12月までは『GⅡ.4』タイプのノロウィルスだった物が、今年の2・3月は新タイプの『GⅡ.17』が多くなったらしいです。

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ノロウィルスは予防しかない。

ノロウィルスに特効薬はありません。症状が出ている期間も、そこまで長くないので、下痢や嘔吐で脱水症状にならない様に、水分補給してください。下痢も無理に止めると良くないので、整腸剤などを飲みながら、下痢が止まるのを待つようにして下さいね。

予防方法

一番は、手をシッカリ洗う事です。
健康な人の場合は、感染しても発病せずに、ノロウイルスを便から排出し続けている場合があります。その場合は、気付かずに他の人にノロウイルスを感染させてしまう事もあります。特に家庭では、子供に移す事もあります。なので、大人は、料理をするときなどは、必ず手を洗う様にして下さいね。
手の殺菌・消毒で思い浮かぶのが、速乾性のエタノール消毒が思い浮かびます。しかし、このエタノールタイプの速乾性手指消毒薬の殆どが、残念な事にノロウィルスに効果がありません。ノロウイルスは塩素系の消毒剤(有名な商品:ハイター)でなければ効果的な消毒はできません。一部最近発売された、『ウエルセプト』という商品はエタノールでありながら、ウィルスにも効果があるみたいです。どうしてもエタノールがいい方は、この商品を選んで下さいね。

ウィルスが付いた服の洗濯方法

嘔吐物でウィルスに汚染された衣服や、便が付いた衣服は、家庭内での感染源になってしまいます。いきなり洗濯機で洗う事は絶対にしないで下さい。いきなり洗濯機で洗うと、洗濯機の内部がウィルスで汚染され、他の衣服にもウィルスが付いてしまします。
まずは、ハイターなどの塩素系の消毒剤で消毒してから洗濯機でなるべく他の洗濯物と別に洗うようにしてくださいね。

まとめ

今年は、新タイプのノロウィルスが流行しそうです。しっかりと手洗いをして予防して下さいね。特に子供や高齢者は免疫力が低いため、ノロウィルスに感染しやすくなってます。子供や高齢者がいる家庭は、家族全員が流水による手洗いをする様にして下さいね。
ノロウィルスの原因として2枚貝(冬に美味しい牡蠣)の食中毒が有名です。特に生で食べると、食中毒になる可能性が高くなります。なるべく火を通して食べるようにして下さいね。特に生は、子供・高齢者は避けるようにして下さい。
衣類についたウィルスは、ハイターなどの塩素系の消毒薬でしか殺菌できません。しかし、手は、塩素系の消毒薬で洗うと、皮膚を溶かしてヌルヌルになって皮膚に良くないので、絶対にしないで下さいね。手は流水で石鹸を使って洗うか、ノロウィルスにも効果がある『ウエルセプト』を使って下さいね。

 

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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